つわりを何とか乗り越え、お腹の中の子もすくすくと育っていた妊娠後期。
検診に行くと、「逆子になっちゃってるね。逆子体操をしてみてね。」と言われてしまいました。
逆子とな！？逆子が治らなかったらどうなるの？？
逆子が治らなかったら、帝王切開になるのです！腹切りじゃー！！
かくして逆子体操なるストレッチ的な体操を伝授されたわけなのですが、これがかなりきつい！
すでにお腹がかなり出ているのに、ヨガでいう「猫のポーズ」をやらなければならないのです。
妊婦なのにお腹を圧迫…。うえってなるわ…。
結局数回しかやらなかったのですが、なんとか我が子はくるっと回って元の体勢に戻ってくれました。良かった～♪良かった～♪
これが逆子体操の効果なのかどうかは定かではありませんが！
逆子が治って次の検診時。
「また逆子になってるね～。」
……先生のお言葉にプチショックな私…。
また逆子ってどういうこと！？結構お腹大きくなってて回るスペースなくなってきてるよ！
我が子は、”いつまで回れるか？回れる数週の限界！！”とかに挑戦しているのかい？？
頑張って逆子体操したのに、帝王切開の可能性が再浮上。
いや、別に無事産まれてきてくれるなら帝王切開でも経通分娩でも和通でも無痛でも何でもいいと思うんですけど、私は陣痛からの出産を経験したかったのです！
ほら、鼻からスイカとか言うでしょ？男性が経験したら死ぬとか。それってどんな痛みなの？？気になるーーー！
ちなみに私の母は、3回陣痛を経験していて、3回ともあんまり痛くなかったといっていました。
私の姉は帝王切開だったため陣痛の経験はなく、とにかく切ったお腹が痛くて、皮膚切開の痛みなのか子宮切開の痛みなのかわからなかったといっていました。
余談ですが、うちの母は痛覚が鈍く、盲腸の時も「ちょっとお腹痛いから病院行ってくる」と言って15分程歩いて病院へ行き、先生に即入院といわれたにも関わらず家に帰って用事を済ませたいとのたまい、手術でお腹を開けた時にはすでに盲腸破裂＆腹膜炎を起こしていた。という武勇伝を残しています。
おかげで入院が2～３週間ほどになったと記憶しています。痛覚が鈍いのは危険だね…。下手すりゃ死んでるぜ！
そんな母の血を引く私。
母の言う通り陣痛はあんまり痛くないのか？それとも、世間の陣痛経験者が言うような激痛を伴うものなのか？
是非とも経験したかったのに、帝王切開の可能性が高くなってきちゃったよ…。
まあ、仕方がないので腹をくくろう！うん！
帝王切開だってなかなかできる経験じゃないし、保険もおりるし、何しろ予定が決まっているので慌てる心配もない。
一番嫌だった会陰切開もしなくて済む！いいこと尽くしじゃーん♪
という考えもありつつ、ダメもとで先生に、逆子体操以外に何か方法はないか聞いたところ、鍼灸などもあるけれど、医学的にどうかといわれるとわからない。とのことでした。
そりゃそうですよね。西洋医学と東洋医学ですから。ジャンルが違いますもんね…。
とりあえずできることはやろうと思ったのと、久しぶりにマッサージも受けたかったので、妊婦さんも通いやすいような鍼灸院を探して、診てもらうことにしました。
逆子になっていることを伝えると、マッサージと鍼灸合わせて1時間のコースを組んでくれました。
妊娠前はマッサージによく行っていたのですが、妊娠してからは足が遠のいていたので、久しぶりのマッサージはとっっっっても気持ちがよかったです♪
妊婦さんも通っている鍼灸院だったので、安心して施術を受けることができました☆
肝心の鍼灸ですが、鍼は全く痛みなどなく「本当に刺してるの？」という感じだったのですが、逆子に良いといわれる「至陰」というツボ（足の小指の爪の付け根の外側にある）にお灸をすえてもらった時、最初は全然大丈夫だったのに急に「熱ッ！！」となって、勢いで鍼灸師さんを蹴飛ばしてしまうところでした（笑）
後日わかったのですが、鍼灸師さんによってギリギリまで燻す方とそうでない方がいるようで、別の鍼灸師さんの時はそこまで熱くならなかったです。
初日のお姉さん、Sっ気たっぷりだったのかしら？
数回施術を受けたところ、我が子はまた回転して元通りの体勢に戻ってくれました！
これが鍼灸の力なのかどうかはわかりませんが、気持ちよかったし、他人に優しくしてもらって心も体も楽になったので、鍼灸院の方にはとても感謝しております。
もし、逆子になってしまって鍼灸に興味がある方は、受けてみて損はないと思いますよ♪
